さて、今回は燃焼器具大好きな私が新たに試してみた
シンプルなストーブです。
燃料は「灯油」「ケロシン!」であります。
コストパフォーマンス最高!!(笑)
だってホワイトガソリンは1リットル約900円ですけど、
これが灯油だとですね1リットル約130円程度です。
凄くおおざっぱに言えば、約1/6以下ですよ!
まあ燃料は地域や時期によって変動しますが、でも!
灯油はお財布に優しい燃料なことは確かです(笑)
んで、ファロスストーブっていうのは、どんなものか
といいますと。
以下ファロスストアから引用です。
http://store.pharus.net/
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ファロスストーブ(Pharus Stove)No.1 & No.2
IndiaのFactoryにて生産したオリジナルストーブです。
工場の母体となるPrabhat社は80年前、Primus社より
ライセンスを受けランタンを作っていた会社です。
No.1は約1リッターのタンクにサイレントバーナーを
搭載、No.2は約2リッターのタンクに強力なローラー
バーナーを搭載しています。圧力計、さらにニードル
もない非常にシンプルなストーブです。灯油機器に
慣れた方にオススメ、パーツも揃えておりますので
ガンガン使い倒してください!
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引用ここまで。
というのものです。
灯油を燃料に使うストーブは扱いに多少の慣れがいる
事は確かです。燃料としての灯油はガソリンと比べた
場合、揮発性が低くて引火点が高いことから安全性が
高いと言われていますが、点火しにくい、つまり火が
つきにくいというのは、燃焼器具的には一手間必要に
なるってことなので。
このためプレヒートという余熱作業が必要になるわけ
でして、ホワイトガソリンを使うコールマンなどと比較
すると、手間がかかるわけです。
バイクでいうと、SRってことろになるのかな?(笑)
手軽に使えるガスストーブはスクーターとか。
ホワイトガソリンを使うストーブはセルスターターの
付いたマニュアルミッションのバイクって感じ?
ま、そんなわけで我が家に届いた灯油ストーブ。
ファロスストーブ No.1 サイレントバーナー。
ドキドキしながら開封します。
光り輝く真鍮の本体が美しいです。
構造自体は本当に必要なモノしかないのでシンプル。
部品点数も少ないです。
それでも給油に便利な小さめ漏斗やクリーニング用の
ニードル、ポンプの予備皮カップが付属してくるのは
嬉しい限りです。
大型のメッキ五徳もついてきますが、私はうちにある
武井バーナー用真鍮五徳を乗っけてみました。
少し中心位置がズレますが、使うことはできます。
基本的に必要なものは付属してくるので、他に自分で
準備しないといけないのは、燃料の灯油。
あとプレヒートに使う燃料用アルコール。
燃料用アルコールはそこら辺の薬局で普通に売ってる
ので、手に入れるのは簡単です。ホームセンターとか
だと珈琲器具コーナーに置いてある店もあるかも。
取説に従って組み立てます。
必要なレンチは付属してるので、それでちゃっちゃと
片付けます。悩むこともなくとても簡単に完了です。
いかにも手作りな感じがいいですね、これ。
ポンプは注油された状態で送られてくる気の使いよう
ですが、念のため確認しておきます。
使う油は何でも良いかと思います。コールマンからも
発売されてますが、別にその辺の機械油とかサラダ油
でもいけましたし、時々CRC556とかも使います(笑)
まあカップは革なので、乾きすぎず付けすぎずで。
組み立てが終わったら、つぎがプレヒート。
これも特に難しいことはありません。
圧力調整ネジを緩めておいて、バーナー下の余熱皿に
燃料用アルコールを注ぎ、点火します。
灯油系のストーブを使うコツは充分な余熱につきます。
余熱が終わりかけ、火が残っているうちに空調ネジを
締め込んで、ポンピングを開始。
ポンプはゆっくりとついていくの圧力が掛かり易い
です。急いでガシガシつくと圧が逃げるので、じわっ
とかける感じでゆっくり目に押し込んでいけばOK。
少しするとバーナーから火が出ます。
ちょっとした火柱が上がりますけど、無問題。
余熱皿の燃焼が無くなるとおとなしくなります。
その後ぶぶぶぶーと音が出ます。この音が5.56mm
ミニガンみたいな音で笑っていましました(笑)
でもそれも一瞬、すぐに完全燃焼状態の青い炎へ。
サイレントってほど無音じゃないですが、大きな音
じゃありません。コーって感じの燃焼音です。
火力はコールマンのストーブより落ちますが、標準的
なところだと思います。
水温気温に左右されると思いますが、水1リットルを
沸騰させるのに、大体8分程度かかりました。
火力調節は圧力調整ネジとポンプを駆使することで
可能です。ガス式ほど手軽じゃありませんが。
でもそこがまた楽しかったりします(笑)
使いこなしがいがあるというか、器具を使いこなす
喜びですね(笑)
灯油ってことで気になっていた煤はまったくといって
良いほどありませんでした。きわめてクリーンです。
それと大きさの比較、コールマンよりは一回り程度は
大きいです。
欠点というか注意点は、風に対する配慮はされてない
というところです(笑)
主戦場になる野外で使う時は、キャンプ用品等にある
折りたたみ式の衝立とか、風よけになるもので囲って
あげる必要があります。
使うだけでも面白いストーブですが、部品も色々ある
うえにシンプルな構造なので、カスタムも簡単です。
人によってはポンプに手を入れ、自転車用空気入れを
つないでいる方達もいるようです。
本体価格が手頃っていうのもカスタムしやすい要因の
一つでしょうね。こんなところもSR的なのかも。
これは当たりの買い物でした(笑)
一癖あるキャンプ用品をお求めの方にお勧めです(笑)
ではまた。
追伸 楽しみにしていた週末の試乗会は嵐になりそう
です。しくしく。これは無理っぽいなあ。どうしたものだか。